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美容鍼灸とシミ ~ビタミンCについて~

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美容鍼灸とシミ ~ビタミンCについて~

高温多湿で紫外線も強く、

お肌にとってとても過酷な状態が続く夏をやっと乗り越えました。

そのダメージの中でも、

特に気になるのは『シミ』ではないでしょうか。

今回はその、シミについてのお話です。

まず、 シミには種類があります。

どのようなものかによって対処が変わってきますので、

自分のシミは何なのかキチンと知っておくことが大切です。

目次

シミの種類

 ①老人性色素斑(日光黒子)

 もっとも多いシミ。
一般的に”シミ”と呼ばれるものは、だいたい老人性色素斑です。

 シミの境界線が明確で、紫外線を浴びると濃くなります。

 

②そばかす(雀卵斑)

幼児から思春期に発生しやすい。

遺伝が原因で白人に多い。

③肝斑

 30~40代で発症するシミのようなもの。

高齢の方には、殆どみられない。

頬に沿って左右対象にモヤッと広がります。

妊娠やピルで悪化することが多く、ホルモンバランスの変化が原因と考えられています。

④対称性真皮メラノサイトーシス(ADM)

上記の3つはすべて、表皮に色素が沈着しています。

しかしADMは真皮に発生し、その深さにより青みがかった灰色のように見えます。

左右対象にみられる為、肝斑と間違えられやすいです。

このように、シミといっても様々な種類があります。

自分のお顔にはどれが出来ているのか、この後はお鏡を手に取って確認してみてください。

一般的なシミ、老人性色素班の原因「紫外線」とは

紫外線を浴びることによって、

メラノサイトが活性化し、メラニンの生成を促進させます。

このメラニンは通常ターンオーバーによって排出されていきますが

ターンオーバーの乱れなどで、

うまく排出されず蓄積してしますと、シミとなります。

そして紫外線を浴びることにより、

シミが増える要因としてもうひとつ

活性酵素の増加があげられます。

この活性酵素とは、免疫機能に欠かせないものです。

しかし余分に作られてしまった活性酸素は

細胞やDNAを傷つけ、肌を老化を促進させてしまいます。

自分でできる対策

よく「シミにはビタミンCが効く」

と言われていますが、ホントのところはどうなのでしょうか。

ビタミンCは、

身体の細胞と細胞の間を結ぶコラーゲンと言うタンパク質を作るのに必要な成分です。

これにより皮膚や粘膜などを健康にします。

また、ストレスに対する抵抗力も強めるのです。 

 

そしてビタミンCが不足すると、

肌のターンオーバーが遅くなりシミができてしまいます。

活性酸素の働きを阻止してくれる物質が抗酸化物質ですが

代表的なものがこのビタミンCです。

その働きを抗酸化作用と言って

アンチエイジングにはとても大切なものであり、

シミ対策としても有効と言えるでしょう。

 

そもそもビタミンCを食べ物で補わなければいけないのは、

「人間はビタミンCを体内で作り出すことができない」

という理由からです。

 

ですから、やれ野菜を食べろだの、

やれサプリメントを飲めだのと

子供のころから言われてきたわけですが、

実は人間以外の多くの哺乳類は体内で

ビタミンCを合成することができます。

 

人間はビタミンC の合成に必要な

酵素を持っていないので、

食べ物から摂取するしかないのです。

柑橘類、ブロッコリー、ほうれん草、イチゴ、

パセリ、のり、緑茶、イモ類などに

豊富に含まれているのは、

みなさんもうご存知ですよね。

ビタミンC の役割は

  • コラーゲンの生成を促す
  • 免疫力を高める
  • ストレスへの適応力を高める
  • 身体を酸化から守る
  • 有毒物質の解毒
  • 脂質の代謝を促す
  • 発がん性物質の合成を抑制する

などがあり、特に近年では、発がん性物質の抑制や

老化防止などの研究が盛んになってきました。

美容面以外でも、身体にとってはとても必要な成分なのです。

ビタミンCが不足すると、

肌荒れ、けがや疲労回復の遅れ、イライラ、

老化の進みなどが現れます。

深刻なところでは、動脈硬化、心筋梗塞、

脳梗塞のなどのリスクも高くなります。

免疫力も低下するので、この季節は風邪や

インフルエンザなどのウイルス性の疾患にも

かかりやすくなります。

また、「ビタミンCは加熱調理に弱い」というのが

通説になっていますが、

正しくは「茹で調理に弱い」です。

水溶性ビタミンCは長く茹でてしまうと

茹で水に溶けだしてしまうので、

下処理として茹でる場合はなるべく短時間で、

または電子レンジなどを使うのが良さそうです。

身体に良いのはわかっていても、

毎日の食事で補いにくいという方は、

サプリメントやジュースなどで摂取する

という方法もありますね。

しかし、ジュースなどで

ビタミンCを摂取した場合と、

実際に食物から「食事として」摂った場合とを

比べると、ジュースなどから摂取した場合は、

体外に排出される時間が

とても短くなるという報告があります。

なるべくなら毎日の食事から補いたいですね。

ビタミンC摂取の注意点

実は摂るものによっては、シミを促進させてしまう全く逆の働きのものもあるのです。

まず、日焼けやシミの原因となるのはメラニンなどの老化を促進してしまう活性酸素です。

この活性酸素を抑えるため、

抗酸化作用のあるビタミンC、ビタミンE、ビタミンA

などを摂ると良いと言う事は皆さんもご存じかと思います。

その中でもビタミンCは

メラニン色素の過剰生成を抑制する働きがあり、ビタミンCを含む食材は

レモンやオレンジなど柑橘類に多く含まれていることが多いです。

しかし、

日焼け対策として

ビタミンCを摂るために柑橘類を摂ってしまうと

思わぬ落とし穴があります。

柑橘類の果物に多く含まれている「ソラレン」、

これは光によって活性化する物質で、

紫外線への感受性を高めてしまう

「光毒性」と言われる性質を持っています。

紫外線を肌に多く取り込んでしまうので、

シミだけではなくソバカスの原因にもなってしまいます。

この「ソラレン」は摂取してから二時間で光毒性の作用がピークを迎えるので、

外出前や紫外線を浴びやすい日中に摂取してしまうと

日焼けを促進してしまいます。

更に「ソラレン」、厄介なことに摂取するだけでなく、

柑橘系のアロマオイルや果汁などを塗ってしまっても同じ効果があるのです。

では、

ビタミンCを積極的に摂りつつこの「ソラレン」をどう対処するのか?

柑橘系を全く食べてはいけないということではなく、

食べるタイミングを考えて摂取すれば問題はありません。

「ソラレン」は摂取してから約二時間でピークを迎え、

約八時間程度で代謝されると言われています。

ですので、

夕食時に摂取すると朝には代謝されているので柑橘系の果物、

「ソラレン」を含む食べ物は夜食べるのがおすすめです。

「ソラレン」を含むといわれる食べ物は・・・

レモン・オレンジ・グレープフルーツ・きゅうり・パセリ・セロリ・しそ・春菊・イチジク・ニンジンなどです。

美白対策としては、

日中は「ソラレン」を含まない食べ物や補助という意味で

ビタミンCなどのサプリメントを、

夜にビタミンを豊富に含む柑橘類を摂取するのがよいでしょう。

「ソラレン」が少ない食べ物としては

抗酸化作用があるリコピンが含まれているトマトがおすすめです。

今まで紫外線対策として効果的とされる食材が、

摂るタイミングで逆の効果を招いてしまうとは驚きですね。

タイミングや食べるときの量には、注意を忘れないようにしましょう。

美容鍼はお肌のターンオーバーを促進、

正常化させシミを排出しやすいサイクルを作ります。

厚くなった表皮を徐々に垢として排出させていくので、

最低でも3カ月は続けるのがオススメです。

ビタミン+美容鍼でシミを撃退していきましょう!

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