
前編では、お腹が鳴る仕組みや、胃腸の働きと自律神経の関係についてお話ししました。
お腹が鳴るのはなぜ?【前編】空腹だけじゃない、胃腸の動きのサイン
お腹が「グー」「ゴロゴロ」と鳴ることは、必ずしも悪いことではありません。
胃腸がしっかり働いているからこそ聞こえる音でもあります。
では、胃腸が健やかに働くためにはどのようなことを意識すれば良いのでしょうか。
今回は自律神経や東洋医学の視点から、胃腸と鍼灸の関係についてご紹介します。
胃腸の働きと自律神経
胃腸の働きには、自律神経が深く関わっています。
リラックスしているときに優位になりやすい副交感神経は、消化や吸収など胃腸の働きを促す方向に作用します。
一方、仕事や人間関係などで緊張やストレスが続くと交感神経が優位になり、胃腸の働きを抑制してしまいます。
そのため、胃腸の調子を整えるためには、食事だけでなく、睡眠やストレスコントロール、身体の緊張を緩めることも大切です。
鍼治療の後にお腹がグルグルするのはなぜ?
鍼治療を受けた後に
「お腹がグルグル動き始めた」
「急にお腹が空いてきた」
「トイレに行きたくなった」
と感じる方がいらっしゃいます。
これは、施術によって心身がリラックスし、副交感神経が優位になったことで、消化管の動きが活発になったことが一因として考えられます。
普段から緊張が続いている方ほど、施術後に身体の力が抜けることで、このような変化を感じることがあります。
お腹が鳴ることも、そのような胃腸の動きの変化を感じるひとつのサインなのです。
長夏は「脾」が揺らぎやすい季節
東洋医学の五行説では、8月頃を「長夏」といい、「土」に属し、五臓では「脾」と関係が深いと考えられます。
長夏は暑さに加えて湿気の影響も受けやすく、脾の働きが揺らぎやすい時期です。
夏の間に冷たいものを摂る機会が増えたり、食事や睡眠のリズムが乱れたりすると、夏の終わりから秋にかけて、胃腸の疲れを感じやすくなります。
脈診を用いた全身治療とカラダキュアでできること
胃腸の不調があるからといって、必ずしも胃腸だけに原因があるとは限りません。
カラダキュアでは、東洋医学的な脈診を行い全身の状態を確認し、お一人お一人の体質やその日の状態に合わせた全身治療を行っています。
脾胃の状態だけでなく、睡眠やストレス、首肩の緊張なども含めて全身をみることで、その方に合った施術を考えていきます。
「最近お腹が張る」
「食欲が安定しない」
「なんとなく胃腸の調子が悪い」
など、病院に行くほどではないけれど気になる不調がある方も、身体全体の状態を見直してみるとよいかもしれません。
胃腸は毎日の食事だけでなく、心身の状態にも影響を受けていますので、1つのバロメーターとして覚えておいてください。
そして全身から身体のバランスを整える鍼灸を取り入れてみてはいかがでしょうか。
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