
朝のコーヒー、仕事の合間や眠気覚ましのカフェラテ、紅茶、緑茶など、私たちの身近にある「カフェイン」についてご存じでしょうか?
「コーヒーは美容にいいって聞いた」
「カフェインは体に悪いんじゃない?」
「朝イチのコーヒーが習慣になっているけれど、大丈夫?」
「夕方にコーヒーを飲むと眠れなくなる…」
そんなふうに、良いイメージと悪いイメージの両方を持っている方も多いのではないでしょうか?
今回は、カフェインを飲むことで期待できる作用と注意点を、まとめていきます。
カフェインの嬉しい効果
カフェインの代表的な作用といえば、「眠気を覚ます」ことです。
本来、疲労がたまるとアデノシンという物質が増え、脳の受容体と結合すると眠気を感じます。
カフェインは、そのアデノシンと化学構造(形)が似ているため、アデノシンが脳の受容体に結合するのを、カフェインが代わりに結び付くことで邪魔をします。
「眠くなれ」という信号が脳に伝わらなくなり、アデノシンの働きを妨げることで、眠気や疲労感を感じにくくし、一時的に覚醒度を高める作用があります。
ただし、ここで気を付けたいのが、朝起きてすぐのコーヒーが、必ずしもおすすめとは限らないということです。
起床直後は、身体を目覚めさせるホルモンの一つであるコルチゾールの分泌が比較的高い時間帯です。
そこにカフェインを重ねると、スッキリしたように感じられる一方で、カフェインの刺激に頼らないと目が覚めにくい、という感覚につながることがあります。
もちろん、朝イチにコーヒーを飲んだからといって、すぐに依存するわけではありません。
しかし、飲まないと頭痛がする、強い眠気やだるさを感じる、何杯も飲まないと動けないという場合は、カフェインに頼る習慣が強くなっている可能性があります。
また、空腹の状態でコーヒーを飲むと、カフェインやコーヒーに含まれる成分によって胃酸の分泌が刺激され、胃の不快感や胸やけを感じる人もいます。
胃が弱い方や、朝に胃もたれ・吐き気を感じやすい方は、起床直後の一杯を見直してみてください。
まずは水や白湯を飲み、朝食後や起床から少し時間を空けてコーヒーを楽しむ方法がオススメです。
仕事や運動など、集中したい場面でカフェインを利用することには一定のメリットがありますが、「朝イチの一杯がないと一日が始まらない」という状態にならないよう、カフェインを飲む時間や量を意識することが大切です。
さらに、コーヒーや緑茶などの飲み物には、カフェインだけでなく、ポリフェノールなどの抗酸化成分が含まれています。
抗酸化成分は、体内で発生する活性酸素による酸化ストレスから細胞を守る働きに関わるものです。
酸化ストレスは、加齢や紫外線、睡眠不足、ストレスなど、さまざまな要因によって増えると考えられています。
↓酸化についてはコチラ
お肌に悪影響!「糖化」と「酸化」について
そのため、コーヒーや緑茶を適量飲むことは、抗酸化成分を取り入れる習慣の一つとして、美容や健康を考えるうえで役立つ可能性があります。
ただし、「コーヒーを飲めば肌がきれいになる」というわけではありません。
飲み物に含まれる抗酸化成分の働きは、食事全体の内容や生活習慣、摂取量などによっても変わります。
カフェイン飲料だけに美容効果を期待するのではなく、バランスのよい食事や睡眠と組み合わせて考えましょう。
カフェインの摂りすぎが「疲れ顔」をつくることも?
カフェインで一番気をつけたいのが「睡眠」です。
「疲れているけれど、コーヒーを飲んでもうひと頑張りしよう」という使い方をすることもありますよね。
カフェインは眠気を感じにくくなるとともに、疲労感をマスキング(覆い隠す)します。
カフェインを飲んで約15分後から4~8時間効果が持続しますので、カフェインは摂取する時間や量によって、寝つきや睡眠の質に影響することがあります。
また、マスキングすることで本来の体の疲れを感じにくく、体からのSOSにも気付けません。
すると、
「コーヒーを飲んで頑張る」
↓
「夜の眠りに影響する」
↓
「翌朝スッキリしない」
↓
「またコーヒーで眠気を飛ばす」
という悪循環で、より疲労が蓄積してしまうこともあります。
美容面でも、睡眠不足や睡眠の質の低下が続けば、翌日の目元の印象や肌のコンディションにも影響し、「なんだか顔が疲れて見える」と感じる原因の一つになります。
カフェインそのものが直接肌を悪くするというよりも、摂る時間や量によって睡眠が乱れ、その結果として疲れた印象につながることがあります。
カフェインへの感受性には個人差があるため、少量でも眠れなくなる人や、動悸、胃の不快感を感じやすい人もいます。
また、妊娠中や授乳中、特定の薬を服用している場合などは、摂取量について医師や専門家に確認しましょう。
「カフェイン=悪」ではありませんが、結果的に悪い効果に繋がることがありますので、注意が必要です。
そして大切なのは、「どれくらい飲むか」「いつ飲むか」ということです。
特に、起床直後の空腹時や夕方以降のカフェイン摂取は、胃の不快感や睡眠へ影響します。
朝はまず水や白湯を飲み、朝食後など胃に食べ物が入ってからコーヒーを楽しむのがオススメです。
健康と美容に必須な夜の睡眠を大切にするために、是非14時以降のカフェイン量や時間を見直してみてください。
美容のためには「カフェインをやめる」より「付き合い方を見直す」
コーヒーが好きなら、無理にやめる必要はありません。
・起床直後ではなく、朝食後や少し時間を空けて楽しむ
・空腹時に飲むと胃がつらい場合は、食後にする
・眠気覚ましだけを目的に何杯も飲まない
・飲まないと動けないと感じる場合は、少しずつ量を減らしてみる
・夕方以降はノンカフェインの飲み物に変えてみる
・砂糖やクリームをたっぷり加えた飲み方を習慣にしない
そんなふうに、自分の生活リズムや体調に合わせて少しづつ取り入れていくことが大切です。
そして、
「最近、顔が疲れて見える」
「目の下が気になる」
「朝からスッキリしない」
「寝ているはずなのに疲れが取れない」
「コーヒーを飲まないと頭痛や強い眠気が出る」
「朝のコーヒーで胃が痛くなる」
という方は、スキンケアだけではなく、睡眠や食事、カフェインなど毎日の習慣にも目を向けてみてください。
不調をカフェインで隠さず鍼灸で根本解決◎
健康や美容は、何を「足す」だけではありません。
毎日の生活の中で、何が肌や体のコンディションに影響しているのかを知ることも、健康美容の一部です。
なんとなく体がダルイ、ぼーっとして頭が働かないなど、カフェインに頼りたくなったら、一度鍼灸に頼ってみるのもオススメです。
施術後は、体だけでなく心や頭も軽くなり、スッキリしたと効果を実感されている方が多くいます。
また、鍼灸治療は睡眠の質を高める効果が期待できます。
グッスリ眠れると、翌日から体が軽く頭が冴えた、コンディション良い状態でお仕事を頑張れたり、お化粧ノリが良く、朝から気分を上げてプライベートを満喫できたりと日々の充実に繋がります。
好きな飲み物を我慢するのではなく、カフェインに頼りすぎない、自分に合った方法で上手に楽しむ、そんな「無理をしない美容習慣」から始めてみてください。
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