子宮の働きと代表的な病気①

2021.05.22

カラダキュアにいらっしゃる実に半数以上の方が、生理や生理に関わる何かしらの症状をお持ちでいらっしゃいます。

症状の重い方、軽い方、クリニックに通っている方、通っていない方、原因がわかっている方、わかっていない方、さまざまな方がいらっしゃいますが、その中で、私たちが気になってしまうのが、「実は、そもそもの子宮や生理の仕組みに付いてよくお分かりでないかもしれない…」と思われる方が意外と多いということです。

 

生理のたびに具合が悪くなる、生理周期によって何かしらの不調があるのに、そのメカニズムがわからない、でも、今さら聞きづらい…これってかなり不安なことではないでしょうか。

 

子宮や生理のメカニズムをしっかり理解しておくことは、体調管理の面で重要であることはもちろん、病気の早期発見につながることにもなります。

今回は、今さら聞きづらい子宮の働きと生理のメカニズム、代表的な疾患についてお話していきます。

 

子宮(内性器)の仕組み

 

子宮は骨盤内に収まっており、横から見ると前には膀胱、後ろには腸があります。

卵巣と卵管、卵管采、膣などと合わせて内性器を構成しています。

形だけで例えるなら、子宮が顔だとしたら両耳が卵巣、高い位置のツインテールが卵管でその先っぽが卵管采、首が膣という感じです。

通常時の子宮の大きさは卵ぐらいですが、妊娠時には胎児の成長とともに大きく広がります。

 

卵巣から排出された卵子(片側から一個ずつ)を卵管采がキャッチして卵管に送り、精子がきて受精できれば子宮内にすすみ、内膜というベッドにもぐりこみ(着床)、そこで細胞分裂を繰り返しながら胎児として成長していきます。

精子が来ないか、受精しなかった場合には以下のように生理が起こります。

 

生理のメカニズム

 

生理とは、妊娠に備え、胎児を守るよう子宮壁に重ねていった子宮内膜が排出されたものです。

排卵後、だんだんと膜の層が厚くなっていきますが、妊娠せずに不要となった場合、生理として排出されます。

一般的な生理周期28~30日程度です。

生理周期は4段階にわかれており、それぞれ体に現れる症状なども変化していきます。

生理周期を説明する前に、まずはエストロゲン(卵胞ホルモン)プロゲステロン(黄体ホルモン)の二つのホルモンの役割を簡単に覚えてください。

 

エストロゲン(卵胞ホルモン)
  • 女性らしい身体作りを担うホルモン
  • 卵巣から分泌され、子宮内膜を厚くする働きがある
  • 皮膚、髪、筋肉、骨、自律神経などの働きとも関与する

 

プロゲステロン(黄体ホルモン)
  • 卵巣から分泌され、受精卵が着床しやすいよう子宮内膜をやわらかく整える
  • 体温を上昇させる働きがある
  • 妊娠すれば分泌が続き高体温が維持され、妊娠しなければ子宮内膜を排出させ体温も下がる

 

この二つのホルモンは、いわゆる女性ホルモンと呼ばれ、生理だけでなく女性の一生について回るホルモンです。

おおまかな役割だけでも覚えておきましょう。

それでは、生理周期をみていきます。

 

生理周期

<一週目(低温期)…生理中>

プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が抑えられ生理が始まります。

プロゲステロンの分泌が抑えられているため体温が下がり、血行も悪く、冷える、顔色が冴えない、貧血、だるい、疲れるなど心身ともに下降気味です。

生理の終わりごろからエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌が始まり、体も心も徐々に楽になっていきます。

 

<二週目(低温期)…生理後>

生理が始まってから約二週間後(14日後)に排卵します。

来る排卵に向けて、エストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌が活発になり、女性が一番美しくみえる時期です。

肌や髪のツヤが増し、体も心も軽くなりますが、排卵日辺りに排卵痛(腹痛、頭痛など)を感じる人もいます。

 

<三週目〈高温期〉…排卵後>

プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が徐々に活発になり、エストロゲンにより厚みが増した子宮内膜が、いつ受精卵が来てもいいように整えられていく時期です。

下腹部のはり重だるさなどの違和感が現れる人がいます。

精神面では、プロゲステロンの働きにより、昂揚したり不安を感じたり、日によって波が現れる人もいます。

 

<四週目〈高温期〉…生理前>

プロゲステロン(黄体ホルモン)の影響がさらに強く出始めます。

体温が上がり腹痛、頭痛、肩こり、腹部のはり、便秘、むくみ、不眠などが現れ、精神面でもイライラ、攻撃的、憂鬱、不安感、注意力の散漫などが現れます。

心身ともに最も不安定になる時期です。

 

以上が生理周期です。

女性の身体は初潮を迎えてから閉経するまで、毎月この四段階の周期を繰り返しています。

ホルモン中枢や自律神経中枢、情動中枢はお互いに影響を及ぼしやすい為、約一か月の間、女性はどうしても男性にはない「心身状態の波」があるのです。

 

特に精神面のイライラ、攻撃的、憂鬱、注意力の散漫などはご本人の自覚が無いだけで周りの人だけが気が付いている、という少々困ったパターンもあり、もちろん個人差があるので、すべての女性に当てはまるわけではありませんが、少なくとも体の中ではこのようなことが毎月行われています。

 

このような生理のメカニズムを知っておくことが体調管理の一歩につながります。

次は代表的な疾患をみていきましょう。

 

代表的な疾患

 

<子宮筋腫>

子宮筋腫は小中学校の保健体育などでもチラリと出てくるぐらい代表的な疾患です。

「月経量が増える」

「生理痛が重い」

「血の塊が混ざる」

などの症状があると記憶されている方が多いかと思いますが、実はそうとは限らないのです。

筋腫のできる場所によっては無症状のまま進行している場合がありますので、注意が必要です。

 

子宮筋腫とは、子宮の筋層にできる良性の腫瘍のことです。

子宮壁は三層になっており、外側から漿膜、筋層、内膜と分類できます。

この三層のどこにできるか、どのように育っていってしまうか、大きさ、個数で症状やその重さが変わっていきます。

① 漿膜下筋腫

子宮の外側に膨らんでいきます。このタイプは子宮自体に影響を及ぼしにくい為、自覚症状が出にくく、発見が遅くなることがあります。

(形状によっては激しい痛みあり)

 

② 筋層内筋腫

子宮筋腫の中で一番多いタイプです。筋層内にでき、しかも複数できやすく、腹痛や月経過多などの自覚症状が現れます。

 

③ 粘膜下筋腫

一番内側の粘膜層にでき、子宮内側に向かって育っていきます。

大きくならなくても腹痛や月経過多などの症状が強く現れやすいのが特徴です。

 

成人女性の四人に一人は大なり小なり子宮筋腫を持っていると言われており、腹痛や月経過多など、婦人科疾患をすぐに疑えるような比較的わかりやすい自覚症状が無く倦怠感や腹部のハリ、腰痛、肩こり、吹き出物などの症状だけが出ている場合もあるそうです。

実際に、カラダキュアの患者さまの中でも特に生理の異常や生理痛などもなく、むしろ「軽いほう」とおっしゃっていた方が、ハリ、というには硬すぎるぐらい腹部の膨満があり、その他の問診などをした結果、婦人科の受診をおすすめした方が、実は漿膜下筋腫だったというケースが何名かいらっしゃいました。

このように自覚症状が現れにくいパターンもありますので、症状の有無に関わらずカラダキュアでは婦人科クリニックでの定期的な検診をおすすめしています。

次回はその他の子宮の病気や、卵巣の病気などについてお話していきます。

 

 

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