鍼に電気流す?流さない? ~顔の電気美容鍼、身体の電気鍼のメリット・デメリット~

2021.08.13

 

カラダキュアでは、初回の方にオススメしているトライアルコースに「電気を流す」施術は含まれておりません。

その際に、患者様から「電気を流してもらう事はできますか?」と質問されることがあります。

 

少し前から、多くの鍼灸院で低周波治療器を使用し美容鍼の際にお顔に電気を流す施術が行われている影響かと思います。

今回はそもそも電気鍼(パルス)治療とはどういったものか、ということをまとめていきたいと思います。

 

電気鍼とは

 

低周波治療器を使用し、皮下に刺入した鍼に電極を付けて電気を流すことにより治療効果を与えるものです。

低周波鍼通電療法、電気鍼やパルス(鍼)と呼ばれています。

 

電気鍼は東洋の鍼治療と西洋の電気療法が複合し生まれたとされています。

鍼治療が生まれたのは、古代中国で今から2000年以上前に遡ります。

 

では電気療法の起源はいつなのでしょうか。

なんと、電気療法が生まれたとされるのは約5000年前の古代エジプトだそうです。

当時はもちろん電気機器は無かったので、電気ナマズによって治療が行われていたとか。

 

その約3000年後も、シビレエイを使って痛風や頭痛の治療が行われていたとあります。

その後も魚類を使用し電気療法の歴史は続き、電気を発生させる機械が作られて今日に至ったのです。

そんな長い歴史を持つ鍼と電気を使用した治療ですが、効果はどのようなものがあるのでしょうか。

 

効果は?

身体の電気鍼

1.鎮痛効果

鍼治療のみでも鎮痛効果はありますが、より痛みを抑制することができるのが電気鍼です。

鍼による鎮痛効果、その他の効果はこちらの記事に詳しくまとめています。

鍼治療は何故効くのか ~痛みが消える理由~

 

2.血流促進効果

電気を流すことによって筋肉を収縮させ、血液の流れを促進させます。

筋肉が電気刺激で収縮することは、みなさんもよく知っていますよね。

 

近年では、「EMS」というワードも頻繁に耳に入るようになってきました。

EMSとはElectrical Muscle Stimulationの頭文字を取ってそう呼ばれており、日本語でいうと電気による筋肉刺激という意味です。

もともと医療目的として使われていたものが、一般家庭で使えるように改良され今ではダイエット、トレーニング、リハビリなど幅広い範囲で使われ活躍しています。

 

鍼灸師が臨床経験から導き出した鍼を打つ場所(経穴や筋肉、トリガーポイントなど)に電気を流すことで、より強い刺激を与えることができます。

直接的に筋肉を収縮させて血流促進するだけでなく、筋緊張が緩和され原因が取り除かれることで、根本から血液の流れが改善されるのです。

 

3.自律神経を整える

鍼と電気による刺激が皮膚に加わることで、中枢神経を介し自律神経(交感神経、副交感神経)が刺激され乱れた自律神経を整えるように身体が働きます。

一定の周波数と一定の心地よいリズムで刺激を与えることで、通常の鍼のみの治療より深いリラックス効果も期待できます。

 

顔の電気美容鍼

1.表情筋の凝りをほぐす

表情筋についてはまず、こちらの記事をお読みください。

あなたの「表情筋」上手に使えていますか?

 

上記の記事に書いてある通り、日本人の表情筋は約30%しか使われていません。

表情が硬く、いつも同じ筋肉を使い表情を作っているため、表情筋が凝り固まります。

 

表情筋が固まる⇔使えない、このような負のループになるとシワが深くなったり、たるみやすかったりと美容面での様々なお悩みに繋がります。

身体の効果でも書いた通り、電気を流すことで筋肉を動かすことができるので、いつも使わない筋肉を動かし表情筋を柔らかく使いやすくすることができます

 

2.血流促進による美容効果

身体での効果でも書いた通り、血流促進効果があります。

それによるお顔の変化としては、酸素供給量が増えることで鍼を打った後のコラーゲン・エラスチンの生成が促進されます。

さらに血行不良による顔色の悪さや、クマくすみなどにも効果があると考えられます。

 

3.頭部への血流改善による育毛効果

髪の毛は毛細血管によって栄養を供給されているため、頭部への血流量を増やすことで育毛効果も期待できます。

髪の毛、頭皮のお悩みに関して詳しくはコチラの記事を参考にしてみてください。

髪の毛、頭皮の悩みと鍼灸治療 ~薄毛・白髪・臭い・頭皮の荒れ~

 

注意点

 

電気の鍼は、通常の鍼よりも太い鍼を使用します。

厚生労働省が定めた鍼灸学校でも、低周波鍼通電療法では鍼の腐食を考慮して3番~5番(0.20~0.24㎜)の鍼の使用を推奨しています。

そのため場所によっては打たれる瞬間、ほんの少しチクッと痛みを感じやすいです。

(ただ、電気鍼の刺激は太い鍼で電気を流すことで、細い鍼よりもマイルドな刺激になるため施術中の心地よさは感じられるのでご安心ください。)

そして鍼の太さに加えて、筋肉を収縮させ治療を行っていくため通常の鍼治療よりも血管に傷が付くリスクが高く、内出血になりやすいことも頭に入れておかなければなりません。

(身体に悪影響があるわけではありません。)

これらを危惧してか、細い鍼で電気を流している鍼灸院も見かけますが鍼腐食のリスクを考えるとオススメできるとは言えません

 

その他では、電気による施術ですので体内埋込型医療機器(ペースメーカーなど)、電子機器を使用している方には行えませんので事前にカウンセリングでの確認が必須となります。

また、通常の鍼刺激よりも刺激が強いため、鍼の刺激に慣れていない方や体力が落ちている、体調が悪い方などに施術する場合は注意が必要となります。

 

これらを踏まえ、カラダキュアではトライアルコース(はじめての方)への電気の鍼はコースに含めておらず、担当の鍼灸師がお悩みを聞き必要と思った場合におすすめする形を取っております。

 

電気の鍼がおすすめの症状

身体

痛みのある慢性的な肩こり、腰痛

電気の鍼は鎮痛効果が高いので、痛みのある方、筋緊張が強い方にはおすすめです。

 

坐骨神経などの神経痛

神経のレベル、神経根付近などに電気を流すことにより痛みを抑えます。

 

冷え、のぼせ、不眠

自律神経によってこれらの症状が出ている場合も電気の鍼はおすすめです。

特に、鍼の刺激に慣れている方に効果的と考えられます。

 

歯ぎしり、噛みしめによる顎の疲れ

咀嚼筋である咬筋と側頭筋に直接通電し、筋肉を緩めることで顎の疲れを緩和します。

 

マスク生活での口元のたるみ

マスクをすることで使われなくなった口周りの筋肉(口輪筋や口角下制筋)を刺激し、動きやすくすることでたるみを予防します。

 

むくみ、くすみ

血行を良くし、滞っている老廃物を流しむくみ、くすみを取り除きます。

 

薄毛、円形脱毛

頭皮の筋肉を収縮させ、細い毛細血管まで栄養を供給し発毛しやすい頭皮環境を作ります。

 

さいごに

このように「電気鍼」といっても様々な用途で使用されています。

鍼灸師によって何のために「電気」を使っているか、違っていると思いますので気になる方は是非聞いてみてください。身体のこと、お顔のこと説明してくれると思います。

 

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