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角質層とは~前編~

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スキンケアをする女性

基礎化粧品のCMなどでよく聞かれる「肌の奥深くまで浸透する」「皮膚の内部まで届く」などのフレーズ、その下に小さく*印で「角質層まで」と注釈がある事をご存知でしょうか。

角質層とは、3層からなる皮膚の一番上の「表皮層」のさらに一番表面のこと。
厚さ約0.02mm程で食品ラップぐらいの薄さと例えられ、新陳代謝(ターンオーバー、肌の生まれ変わり)の最終、垢となって剥がれ落ちる部分です。

今回はセルフメンテナンスとの関わりが深い「角質層」についておさらいしてみます。

目次

肌の各層と役割

肌は一番外側(触れる部分)から「表皮層」「真皮層」「皮下組織」の3層で成り立っており、それぞれ役割を担っています。

表皮層

主な役割はターンオーバーとバリア機能、角質層(角層とも呼ばれます)、顆粒層、有棘層、基底層の4層で形成されています。
表皮層は肌質、ニキビ、吹き出物、また基底層のメラノサイトの存在によりメラニンを合成するため、シミなどのお悩みと関わりが深い層です。

真皮層

真皮層にはコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸が存在しており、主に肌の弾力を主っています。
その他、血管やリンパ管、汗腺などもあり肌の本体部分と言えます。

皮下組織

皮膚組織の一番下にあり、大部分は脂肪です。
動脈、静脈が通っていて肌へ栄養を届ける⇔老廃物を回収するという役割とともに表皮層と真皮層を支える土台部分でもあります。

角質層(角層)の働き

角質層は角層とも呼ばれ、表皮層の最も上、肌表面部分です。
新陳代謝により基底層から細胞が押し上げられ、最後は垢となって剥がれ落ちる、いわば死んだ細胞が集まった部分です。

角質層はレンガを積み上げた状態に例えられますが、この積み重なる煉瓦をつないでいる細胞間脂質というセメント的な物質が重要な役割を果たしています。

細胞間脂質は「ラメラ構造」という脂質と水分が規則正しく組み合わさっている層であり、肌から水分が蒸発するのを防ぐ、外部の刺激から肌を守るといった働きを担っています。

角質層と基礎化粧品の意味

一般的に基礎化粧品のどんな成分も角質層までしか届きません。
角質層を含む表皮層の働きはバリア機能、異物の侵入を防ぐことであることを考えれば当然と言えます。

では、なぜ死んだ細胞ともいえる角質層に基礎化粧品を塗るのでしょうか。
後編では角質層に基礎化粧品を塗る理由と美容鍼との関わりなどをお話していきます。
※後編に続きます

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