
季節が移り変わる時期になると、お肌やお身体の不調を感じる方が増えてきますよね。
「お肌の調子がよくない」「なんとなく顔が疲れて見える」このようなお悩みはございませんか?
気温や湿度の変化、生活リズムのズレなどで、自律神経やホルモンバランスが乱れやすくなる時期です。
そんなときにおすすめなのが、美容鍼灸です。
美容鍼灸は、顔へのアプローチを行う「美容鍼」と、身体全体の不調に働きかける「鍼灸」を組み合わせた東洋医学的なケアです。
ここでは、この両方を含めて「美容鍼灸」としてお話ししていきます。
今回は、なぜ季節の変わり目にぴったりなのかご紹介していきます。
1. 自律神経の乱れによる肌荒れ・むくみなどにアプローチ
季節の変わり目には、寒暖差や気圧の変化、生活リズムの乱れなどが重なり、自律神経が乱れやすくなります。
自律神経が乱れると、血流が滞り、老廃物がたまりやすくなるため、お肌のくすみ、むくみ、クマ、吹き出物といったトラブルが起こりやすくなります。
美容鍼灸はお顔だけでなく、全身のツボを使って自律神経のバランスを整えることができるため、内側から健康的な肌を取り戻すサポートができます。
2. 「未病」ケア
東洋医学には「未病(みびょう)」という考え方があります。
これは「まだ病気ではないけれど、不調のサインが出ている状態」のことです。
季節の変わり目は、この未病状態になりやすいです。
例えば、朝起きづらい、頭が重い、お肌が乾燥して粉をふく、体温調整がうまくいかないといった状態は、病院では「異常はない」とされても、実際は身体がSOSを出している証拠です。
美容鍼灸は、このような体の内外のバランスの乱れを整えながら、不調を未然に防ぐことができます。
3. 季節ごとの「五行説」によるトラブル対策
東洋医学には「五行説」と呼ばれ、季節と身体の臓腑が深く関係していると考えられています。
季節 | 関連する臓器 | 影響のでやすい部分 |
春 | 肝 | 目・筋肉・感情の乱れ |
夏 | 心 | 顔色・汗・脈 |
長夏 | 脾 | 口・唇・消化器 |
秋 | 肺 | 鼻・喉・皮膚 |
冬 | 腎 | 耳・骨・髪・泌尿器・生殖器 |
美容鍼灸では、こうした季節ごとに乱れやすい経絡(けいらく)やツボにアプローチし、肌や身体のバランスを整えることができます。
4. スキンケアだけでは届かない“内側”にアプローチできる
化粧水や美容液だけではどうしても改善が難しいハリが減ってきた、血色が悪い、くすみなど。
これらは多くの場合、表面的なケアだけでは解消されにくく、内側の血行や神経の働きを整える必要があります。
美容鍼灸は、お顔に直接鍼を打つことで、微細な刺激を与え、血流を促進し、コラーゲン生成をサポートします。
また、筋肉の緊張を緩めることで、自然なリフトアップや表情筋の活性化にもつながります。
5. 心身のリラックスにもつながる
鍼灸の施術には、副交感神経を優位にするリラックス効果があると言われています。
イライラや不眠、気分の浮き沈みなど、心の不調を感じやすい時期にも、美容鍼灸は心と体を優しく整えるものとしておすすめです。
最後に
季節の変わり目こそ、美容鍼灸で体の声に耳を傾けてみてください。
「なんとなく不調」「肌の調子がイマイチ」そんなときこそ、お肌とお身体を整えるケアが必要になります。
季節の変わり目の対策として、ぜひ一度取り入れてみてはいかがでしょうか?