
「お灸って難しそう…」そう思っていませんか?
実はセルフお灸はとてもシンプルで、続けるほど体が変わっていく優れたケア法です。
東洋医学では、体質に合ったツボを温めることで、冷えやむくみ、肌荒れ、疲れなどを改善しやすくなります。
今回は、美容鍼灸的に分類した7つの体質別に、おすすめのお灸ケアをご紹介します。
気虚タイプ:エネルギー不足で疲れやすいタイプ
特徵
・疲れやすい
・朝からだるい
・冷え性
・風邪をひきやすい
・声が小さい
・息切れしやすい
・食後すぐ眠くなる
美容面の影響
肌のくすみ・たるみ・クマ、代謝低下
おすすめツボ
足三里
膝蓋骨(膝のお皿)のすぐ下の外側のくぼみから、指4本分下の脛の外側(つま先を上げたときに力が入る筋肉上)

中脘
みぞおちとおへその中間のところ

血虚タイプ:血が不足し、栄養や潤いが足りないタイプ
特徵
・顔色が青白い
・めまい
・爪が割れやすい
・髪がパサつく
・動悸
・不眠
美容面の影響
髪のパサつき、爪の縦筋、顔色の悪さ
おすすめツボ
血海
膝蓋骨(膝のお皿)の上内側の角から指3本分上に上がったところ

三陰交
内果(足の内くるぶしの骨)から指4本分上で、脛のすぐキワ

気滞タイプ:ストレスや緊張で気の巡りが滞っているタイプ
特徴
・胸や喉がつかえる
・ため息が多い
・首肩こり
・生理前にイライラ
美容面の影響
むくみ、フェイスラインのもたつき、吹き出物
おすすめツボ
太衝
足の甲にあり、親指と人差し指の骨をたどり合流しているところ

合谷
手の甲、人差し指と親指の骨の間のところ

痰湿タイプ:体内に余分な水分や老廃物がたまっているタイプ
特徵
・体が重だるい
・むくみやすい
・頭が重い
・ベタっとした汗
美容面の影響
むくみ顔、毛穴の開き、オリー肌
おすすめツボ
陰陵泉
膝の下あたりにあり、内くるぶし側からすねの内側を指でたどり止まるところ

豊隆
膝蓋骨(膝のお皿)の外下方のくぼみと外くるぶしの間、脛骨から外側に手をすべらせて筋肉(つま先を上げたときに力が入るところ)のおりたところ

瘀血タイプ:血流が悪く、巡りが滞っているタイプ
特徵
・顔色が暗い
・くすみ
・冷えのぼせ
・慢性肩こり
・頭痛
・生理痛が重い
美容面の影響
クマ、肌の血色不良、むくみやすい
おすすめツボ
太衝
足の甲にあり、親指と人差し指の骨をたどり合流しているところ

三陰交
内果(足の内くるぶしの骨)から指4本分上で、脛のすぐキワのところ

陰虚タイプ
潤い不足で乾燥やほてりがあるタイプ
特徵
・喉や肌が乾燥する
・ 寝汗
・手足がほてる
・やせ型で疲れやすい
美容面の影響
乾燥肌、小じわ、コケ感
おすすめツボ
照海
内くるぶしのすぐ下のくぼみのところ

復溜
内くるぶしからアキレス腱側3指分上のところ

陽虚タイプ:体を温める力が弱く、冷えが強いタイプ
特徴
・年中冷え性
・手足が氷のように冷たい
・むくみやすい
・下しやすい
美容面の影響
血色不良、代謝低下、むくみ
おすすめツボ
太渓
内くるぶしとアキレス腱の間のところ

関元
おへそから指4本分下のところ

セルフお灸のやり方
1. 市販の台座付きお灸を用意
2. ツボの位置を確認し、肌にセット
3. 熱くなりすぎたら途中で外す(やけどに注意)
4. 1つのツボに3壮を目安に。1日1回程度から
<注意点>
・食後30分以内・飲酒後は避ける
・発熱時や体調不良時は行わない
・妊娠中は必ず専門家に相談
・初めは弱めの温度からスタート
体質別お灸ケアのまとめ
お灸は、ただ温めるだけではなく、ツボを通じて内臓や自律神経に働きかけ、体質改善につながります。
自分に合ったツボを見つけて続けることで、美容鍼灸の効果も高まります。
ぜひ、あなたの毎日にお灸を取り入れて、内側から美しさを育てていきましょう。
ちなみに、カラダキュアでは、ご自宅で手軽に使えるセルフケア用お灸「お灸日和」をご用意しています。
ツボの場所や使い方もお一人おひとりに合わせてアドバイスできますので、ぜひお気軽にスタッフまでご相談ください。
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