
ここ数年で、スマホやパソコンをみる時間はかなり増えています。
通勤中、家で寝る前まで手放せない、朝起きてもまずはスマホという方も多いですよね。
そんな中、よく聞くお悩みが「フェイスラインのたるみ」「二重あご」です。
今回はスマホやパソコンを見ている時間からくるお悩みについて書いていきます。
スマホを見ている姿勢を見直そう!
スマホを見ているとき、私たちは無意識に首を前に出し下を向いた姿勢を取っています。
頭の重さは4~6kgありますから、下を向く角度が30度になるだけで、首にかかる負担はその3倍以上です。
頭の重さはだいたい体重の10%ですので、体重50㎏(頭の重さ5㎏)の人が30度下を向いた場合15㎏を支えている状態になります。
首にかかる負担が大きいことがお分かりいただけるかと思います。
ちなみに、下を向く首の動きは正常で60度までです。
グーッと下を向いた状態では約30㎏の重さを支えることになるのです。
これが何時間も、毎日積み重なることで、首前後の筋肉や顎下、肩回りの筋肉までも硬くなり、二重あご・口角下がり・フェイスラインのたるみといった「スマホ老け」を引き起こします。
また、スマホを見ている間は表情の動きも少なく、まばたきの回数も減ります。これにより血流やリンパの流れが滞り、むくみやすく、顔色もくすみがちになります。筋肉がこわばり、皮膚のハリや弾力も低下していくため、顔全体が「疲れて見える」「老けた印象」に変わってしまうのです。
たるみ・むくみだけじゃない身体への影響
放っておくとお顔だけでなく、首や肩こり、頭痛、眼精疲労、呼吸の浅さ、睡眠の質の低下にもつながります。
長時間の猫背姿勢では、胸が圧迫されて呼吸が浅くなります。
血中の酸素が減ることで代謝が落ち、肌のターンオーバーも乱れやすくなります。
また、あごが前に出た姿勢が続くことで、咬筋や側頭筋(かみしめる筋肉)が常に緊張し、食いしばり癖や顎関節の違和感にもつながることがあります。
そのため施術は、美容目的であっても、首、肩〜顔を一緒に整えることが最も効果的です。
予防とケアは?
日常でできる予防法としては、スマホを見るときに画面を目の高さに上げる、1時間に一度は軽く首を回す、あごを引いて姿勢を正す、などの小さな習慣が大切です。
一日のどこかで時間を作りストレッチやマッサージをすること、定期的に鍼灸などでプロに診てもらうことも大切です。
鍼灸治療は筋肉を緩め整えるだけでなく、自分では整えきれない体質から改善していきます。
自律神経の乱れやホルモンバランスを整えることで、より不調のない日常へと導くことが出来ます。
便利な時代だからこそ、スマホに美しさを奪われない意識で、姿勢やストレッチの小さな積み重ねをしていきましょう。
そんな積み重ねが数年後のお顔を変えていきます。
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