
美容鍼後のお肌は、血流が促進され、代謝や細胞修復が活発になっています。
微細なキズに対して治そうと反応していますが、その際に必要な栄養も求めているのです。
このタイミングでどのような食事を摂るかは、お肌の回復スピードや効果に大きく影響します。
今回は、美容鍼の効果を最大限引き出すための食事についてお話していきます。
美容鍼後の食事ポイント
美容鍼の効果を最大限引き出すため食事のポイントは次の通りです。
1. たんぱく質をしっかり取る
まず意識すべき栄養素は、たんぱく質です。
髪、爪、ホルモンの原料でもあり、肌の弾力を保つコラーゲンはアミノ酸から合成されます。
美容鍼で促進された血流は、摂取したたんぱく質を効率よく届けることができます。
施術後48時間ほどは、特に活発になるため、その時間内に良質なたんぱく質を確保することは、美容鍼の効果を引き出すうえで不可欠です。
朝食は、前日の夜から長時間空腹状態だった身体に最初に入る燃料でもあり、一日の代謝にも関わる重要な食事です。美容鍼をうけた翌日の朝は、しっかりたんぱく質を取ってあげましょう。
また、良質なコラーゲン生成には酸素が多く必要になる為、美容鍼後1時間ほどは固形物を避けていただくと、消化として胃腸に酸素を持っていかれずにすむので、固形物をなるべくさけ、消化の良いものをゆっくり噛んで食べましょう。
2. 血糖値を急上昇させない
急激な血糖値上昇はインスリン分泌を促し、その結果、糖化反応が進行します。
※糖化については次の記事をご覧ください
お肌に悪影響!「糖化」と「酸化」について
糖化は肌内部のタンパク質を硬化させ、たるみや黄ぐすみを引き起こす原因となります。
美容鍼でリフトアップしたお肌やハリ、ツヤ、透明感を長持ちさせるためには、血糖値の安定は必要です。
糖質をカットする必要はありませんが、血糖値を急激にあげる高GI食品よりも、ゆるやかに吸収されエネルギーになるもの(白米より雑穀米、菓子パンより全粒粉パンや果物、ジュースより白湯や無糖のものなど)を選びましょう。
特に朝はインスリン感受性が高い為、糖を摂り過ぎると血糖値が急上昇しやすいです。
食べるものや食べる順番に気を付けましょう。
また、朝食を抜いたり、遅くなりすぎたりすると、血糖値の他にもホルモン分泌のリズムが乱れ、肌の回復力が低下します。
朝食は重すぎず、消化に負担をかけない構成が理想です。
胃腸をいたわることで、肌や筋肉への栄養供給がスムーズになります。
3.抗酸化食材を取り入れる
日常的に紫外線や大気汚染、ストレスなどによって発生する活性酸素は、細胞を酸化させ、肌の老化を加速させます。美容鍼によって一時的に引き上げられた肌は、ストレスなどの刺激に対しても一時的に敏感な状態にあるため、この時期に抗酸化物質を含む食材を摂取することで、ダメージの進行を抑えることが可能になります。
ビタミンCに関しては次の記事をご覧ください。
ビタミンCの豆知識
4.水分補給
そして、見落とされがちなのが水分補給です。
施術後は血流改善や自律神経調整によって代謝が上がりやすく、体内の水分が消費されやすい状態になります。
水分不足は血液の粘度を高め、せっかくの巡りの良さを損なうことになります。
しっかりと水分を補給することで、栄養素の輸送や老廃物の排出がスムーズになり、美容鍼の相乗効果を発揮しやすくなります。
美容鍼の後だけではなく前後で、こまめな水分補給がオススメです。
まとめ
美容鍼の効果を最大限引き出し、長持ちさせるには、たんぱく質を基盤に、血糖値の安定、抗酸化ケア、水分をしっかりとることが大切です。
外側からの刺激と内側からの栄養サポートが重なったとき、お肌は最も安定し、効果の持続期間も長くなります。
効果を持続させるためには、食事だけでなく、美容鍼後のスキンケアや日々の紫外線ケア、睡眠時間なども重要になってきます。
理想の状態へと一歩でも近づくために、ぜひ美容鍼のメンテナンスと合わせて意識してみてください。
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